BIEコスモス賞
BIEコスモス賞は、BIE(博覧会国際事務局)が、今後の国際博覧会における「時代の革新と社会の進歩に貢献する市民活動」を顕彰するため、2008年に創設したもので、国際花と緑の博覧会記念協会が、その実施を支援しています。
現在、「大阪・関西万博BIEコスモス賞」の応募を受付しています。
詳しくはEXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイトの下記のページをご覧ください。
BIEコスモス賞概要
主催 | BIE(博覧会国際事務局)及び当該博覧会協会 |
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提供 | 国際花と緑の博覧会記念協会 |
賞の目的 | 国際博覧会は、常に時代の革新と社会の進歩のために開催されてきた。昨今、市民活動が社会の進歩と公共の利益に果たす役割は大きく、その進展を図ることが望まれている。また、1990年の花の万博以降の国際博覧会は、従来の開発型から環境保全へとシフトされてきている。そこで、博覧会の草の根活動の成果の中で、特に顕著な内容の活動に対して顕彰を行うことにより、新たな時代における市民活動のあり方を世界に広めるとともに、1990年の花の万博の理念である「自然と人間との共生」の啓蒙に資するものとする。 |
賞の受賞対象者 | 持続性の確保(環境、自然、教育と文化、健康と福祉などについて)と、それぞれの博覧会のテーマに直接関係する革新的な活動や事業を行う個人あるいはグループによる非営利の活動が対象となる。 |
賞の授賞頻度 | 本賞は、おおむね2年に1回開催される国際博覧会の会場にて授与される。 |
受賞者の選考方法 | 候補者は自薦、他薦どちらも可能で、世界中から募集する。応募者の中から書類選考により部門毎に合計10名の候補者に絞り、選ばれた候補者が、博覧会々場の中で展示活動を行う。その中から審査会が受賞者1名を選定する。 |
賞金等 | 賞金は2万ユーロとし、1回の受賞者は1名とする。他に、受賞者には銀製のメダルと賞状が授与される。なお、賞金は受賞者の活動資金として与えられるものであるため、賞金の使途の報告義務がある。 |
賞の授与の手続き | 受賞者の発表はBIEデイ(閉会式の前日)に行われる。 |
これまでの受賞者
- 2020年ドバイ万博 BIEコスモス賞
- 「"ナーンクセ肉食動物保護研究"プロジェクト」(ナミビア共和国)
*新型コロナウイルス感染症の影響により開催は2021年
詳細はこちらからご覧ください - 2017年アスタナ万博 BIEコスモス賞
- 「"Solar Energy Collector(太陽エネルギー集積装置)"プロジェクト」(レソト王国)
詳細はこちらからご覧ください - 2015年ミラノ万博 BIEコスモス賞
- 「栄養、衛生に関する教育のため、学校に菜園と鶏の飼育園を整備するプロジェクト」(ハイチ)
- 2012年麗水万博 BIEコスモス賞
- 「最重要種の保護とエコツーリズムに重点を置く沿岸地域共同体プログラム」(オーストラリア)
- 2010年上海万博 BIEコスモス賞
- 「娘たちのためにプロジェクト」(中国)
- 2008年サラゴサ万博 BIEコスモス賞
- 「生態学的公衆衛生プロジェクト」(アルゼンチン)